【書評】『どこでも誰とでも働ける』ネット時代の働き方を提案してくれる本

インターネット時代で働き方改革や副業の話も出てきた中で気になったので読んでみた本。働き方が変わっていくなかでどういう風に進めていけばいいかが分かりやすく理解できました。
概要
マッキンゼー、リクルート、Google、楽天、ドコモ、サイバード、オプト…
ダイヤモンド社書籍紹介より
世界を巡りながらリモートワークを続けるITのエヴァンジェリストが、いま同時に起きている3つの大きな変化を示しながら、「AI以後」「人生100年時代」の新しい仕事術・働き方を詳細に解説。

尾原和啓(おばら・かずひろ) IT 批評家
1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用人工知能論講座修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのi モード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、グーグル、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業に従事。経済産業省対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザーなどを歴任。著書に、『IT ビジネスの原理』『ザ・プラットフォーム』(共にNHK 出版)、『モチベーション革命』(幻冬舎)、『どこでも誰とでも働ける』(ダイヤモンド社)、『アルゴリズム フェアネス』(KADOKAWA)、共著に『アフターデジタル』『ディープテック』(共に日経BP)などがある。
尾原さんのこちらの本の書評も書いていますー!ご興味ある方はこちらもどうぞ。
目次
はじめに いま起きている3つの大きな変化
『どこでも誰とでも働ける』目次より
・変化1 社会やビジネスが、いっそうインターネット化する
・変化2 これから仕事で活躍できるのは、プロフェッショナルだけになる
・変化3 会社と個人の関係が根底から変わる
第1章 どこでも誰とでも働ける仕事術
・自分からギブすることがインターネット時代の大前提
・自分が持つ知識はできる限りオープンにしたほうが得をする
・Googleが最高のブレスト相手になる理由
・圧倒的に効率の良い本の買い方と読み方
・これからの仕事の原則は失敗を前提とした「DCPA」
・「試行回数をどれだけ上げられるか?」が勝負を分ける
・リクルートが大事にした「OBゾーン」
・マッキンゼーで教わったプロフェショナルの条件
・プロとしてやっていくなら、アカウンタビリティが必須になる
・つねにROIを意識し、最小の時間で最大の効果を
・相手の期待値をコントロールする
・仕事ではまず、全体像と制約条件、意思決定のプロセスを押さえる
・迷いをなくして、決断と行動を早くする方法
・グーグルで重視される「ラショネール」
・「ハイパー性善説」がGoogleの強さの秘密の1つ
・プロとしての成長と、人を動かす熱量は、「自分ごと化」から生まれる
・「ゼクシィ」のように純粋想起をとれば、仕事は向こうからやってくる
・どんな会議も活性化させる3つの方法
・人生をゲーム化できれば、メンタルは最強になる
・コラム どんな職場でも喜ばれる「3つのn議事録」
第2章 人生100年時代の転職哲学
・会社を辞めるつもりはなくても転職活動は毎年する
・「いつでも辞められる」から最高のパフォーマンスを発揮できる
・自分のスキルを細分化して副業で稼ぐ
・ボランティア活動で自分のスキルの価値を知る
・社外で「すごい人」と繋がって、認められる方法
・転職を「目的」ではなく「手段」としても考える
・異動・転職では、「業界」「職種」を交互にスライドさせてみる
・大きい会社と小さい会社を交互に経験する方法もある
・辞めた会社にもギブし続ける
・会社に「投資に値する人間だ」と思わせる
・「始まりの場所」にいる大切さ
・「始まりの場所」の見つけ方
・「始まりの場所」は社内にもある
・「ライフワークト「ライスワーク」の振り子を意識する
・コラム どこでも誰とでも働ける英語力
第3章 AI時代に通用する働き方のヒント
・楽天が教えてくれたAIに負けない働き方
・自分の"好き"の市場価値が問われるようになる
・生き残りのヒントは「三木谷曲線にある
・ハッカーのように課題を発見し解決を楽しむ思考法
・ストリートスマートで常識の壁を越える
・AIも不可能なイノベーションを生み出す方法
・スキルからエクスパティーズとネットワークへ
・「自分」を確立するために検索ワードをもって生きる
・アイコンをもてば、人間関係の強力な武器になる
・誰とでも仲良くなれる3つの方法
・ゴールを共有して、一緒に大きなことを成し遂げる
・コラム 手持ちの資産の回転速度を上げれば、誰でも豊かに生きられる
おわりに 『やっぱりおおかみ』ゲゼルシャフト
書評
概要
転職を12回も繰り返した尾原さんが書いたこれからの働き方の本。
全部を通して読んだ感想としては「すごくインターネット的な働き方だな」と思いました。
感想や紹介
ホリエモンの本「多動力」にも通じる部分がかなりあるんですが、ホリエモンの方はやる場合にかなり思いきる覚悟がいるのですが、こちらはそこまでの覚悟がなくても段階的に取り入れていけるので、普通の人よりな内容だと思います。
第1章、第2章、第3章と徐々に大きい範囲での話になってきて、第3章ではキャリア全体に関わる内容になってきます。逆に第1章は細かい話もあるので、すぐに取り入れるなら第1章から読み込んでいくのがいいかなと思います。
こんな人におすすめ
全体的には量が多いように見えて、かなり読みやすく色んな今の働き方についての考え方を取り入れることができるので、IT系はともかくそれ以外の業種でも専門的な仕事をしている人には色々と役に立ちそうな内容が入っています。
オススメです。
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