【書評】世界一やさしい問題解決の授業まとめ

8月 10, 2020

概要

大きな問題でも難しい問題でも、小さく分けて考えれば、必ずとっかかりが見えてきます。世界最高峰の経営コンサルティング会社で教えられている「問題解決」の考え方を、身近なストーリーと素敵なイラストで中高生にもわかるように解説。自分のアタマで考え、行動する力が自然と身につく本。

著者紹介
渡辺 健介

デルタスタジオ代表取締役社長。1999年イェール大学卒業(経済専攻)、マッキンゼー・アンド・カンパニー東京オフィスに入社。ハーバード・ビジネススクールに留学後、マッキンゼー・アンド・カンパニーニューヨークオフィスへ移籍。2007年に同社を退社し、デルタスタジオを設立。
著者の『世界一やさしい問題解決の授業』は25カ国、15言語以上で発売の世界的ベストセラー。

目次

まえがき
1限目 問題解決能力を身につけよう
2限目 問題の原因を見極め、打ち手を考える
3限目 目標を設定し、達成する方法を決める
あとがき

書評

軽い感じのビジネス本読みたいなー、と思ってたときに目に入った本。
問題解決ってよく聞くけど実はちゃんとは知らなかったので、手にとってみました。

結論から言うと、今までちゃんと問題解決についての勉強などをしていない人は読んだほうがいいな、と思いました。

中学生向けに書かれているだけあって、内容はすごくシンプルで分かりやすく書かれています。
ページも図表やイラスト盛りだくさんありつつの120ページなので、1時間程度で一通り読むことができます。
そんな感じなので気になった時に何度も読み返すことができるのもいいですね。

本の内容としては、
「1限目 問題解決能力を身につけよう!」で、
問題解決についての概要説明や身につけることによるメリットが語られ、

「2限目 問題の原因を見極め、打ち手を考える」で、
実際に問題が起こった時のケーススタディとして問題解決のやり方を流れをたどっていきます。

「3限目 目標を設定し、達成する方法を決める」では、
マイナスをプラスにする問題解決というよりかは、目標に対しての課題を解決していくゼロをプラスにしていくような場合のケーススタディが語られています。

上記の中で、問題解決のフレームワークとして、

  • 分解の木
  • はい、いいえの木
  • 課題分析シート
  • 仮説の木
  • 意思決定ツール

が紹介されており、コラムの形で話の流れからの補足や詳細説明がされています。

きちんと学習したり、訓練されている人からすると特に目新しいことはないのですが、僕も含めそうではない問題解決の初心者にとっては最初のとっかかりとしてかなりおすすめな本になっています!

また、つい先日続編の「世界一やさしい右脳型問題解決の授業」も発売されたので、こちらも期待です!あとで読みたいと思います!

渡辺 健介 (著), matsu(マツモト ナオコ) (イラスト)