【書評】場のデザインを仕事にする まとめ

概要
建築的思考とビジネス的思考、テクノロジー的思考を掛けあわせ、コワーキングスペース、パーティクリエイション、リノベーション住宅のオンラインマーケット等の事業を展開するツクルバ。6年前に2人で起業、建築、不動産、IT、デザイン等多様なメンバーが集い「場の発明」を仕事にしてきた、スピード感溢れるドキュメント。
目次
はじめに
1章 建築設計から枠組みのデザインへ
・起業までのプロセス(中村編)
2章 プレイヤーからオーガナイザーへ
・起業までのプロセス(村上編)
3章 「場をつくる」会社をつくる
・なぜ起業したのか
4章 小さなストーリーと大きなストーリーをつないでいく
・事業のつくり方
・co-ba
・bacocoro
・tsukuruba design
・cowcamo
5章 場の発明を通じて欲しい未来をつくる
・発明し続ける組織を目指して
おわりに
書評
なんとなく本を探している時に目に止まってなぜかずっと気になったので読んで見た本。
ツクルバ社のことはこの本を読む前からcawcamoに登録してたり、色々と広報活動を見ていたので知っていたのですが、そこまで深く知らなかったのでツクルバ社について色々と理解することができました。
内容としてはツクルバ社の共同代表の生い立ちや起業までの流れ、その後立ち上げた事業についての説明や内情などを日記形式?のような軽い文体で書いてあるので、よくある「ドヤ」系のベンチャー企業よりももっと等身大として受け取ることができます。
全体として感じるのは、
・コミュニティ
・リーン方式(デザイン思考)
・雰囲気や体験
というのをとても大事にしていて、それがちょうど時代的にも事業的にも、不動産・建築にとても向いたタイミングで展開できたんだなという印象です。
もちろん運の要素も大きかったとは思いますが、代表2人の時代などを見つめる肌感覚が強いし、事業にできるだけのスキルがあったのも大きいと思います。
この本を読むと20代の新鮮な社会人の時のイメージに戻れる気がしますし、自分も何かやってやろう!と思えるような本になっています。
モチベーションを上げたい時にオススメです。
最近のコメント